私の理想は、人も家も、自然のなかにあって、その原理原則に逆らわず、うまく順応しながら個々の能力を素直に伸ばし、持って生まれた役割を十二分に発揮できる、ということです。言い換えれば、私たち人間も住まいも、原理原則にいつもピタッと合っていれば、それだけで自然に「よい」存在になれるということです「頭のよい子が育つ家」の具体的な考え方も、実はそんな原理原則の一部であると私は思っています。つまり太い枝であって、ほかにも大切な枝があり、幹もあります。
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どっしりとした根っこが生えていて、幹があるからこそ、枝も育つ。「頭のよい子が育つ家」の土合には、見えにくい部分ではありますが、もっと基本的な家としての考え方が前提として必要ではないかと考えているのです。「やさしさ」はそのキーワードですし、そのやさしさをもたらすための「快適さ」と「耐久性」は欠かせない条件になるということです。私が18年前にかかげた「百年健康住宅」というスローガンは、まさにそんな座標軸から生まれた、決してゆずることのできない誇りでもありました。