予測したとおりに円高が進み、一ヵ月後には一米ドル九七・五円まで上がったので、換金して預金していた円を米ドルに戻し、米ドルの借金を返済することにしました。一米ドル九七・五円なので、円を外貨に替えるときのTTSは九八・五円です。一方、外貨で借りていた七六五九・一七米ドルは、一ヵ月後には金利がついて七六九七・七三米ドルと増えています(金利は、一万米ドルを借りた場合の一日の利息を約二・一五米ドルとして計算しています)。
じぶん銀行の外貨預金サービス
http://www.jibunbank.co.jp/pc/guidance/service/foreign_deposit/
このお金を円で返すには、(七六九七・七三米ドル×九八・五)で、七五万八二二六円になります。しかし、円普通預金に金利が全くつかないとしても、手元には七八万四六八一円の現金があります。ですから外貨を全額返済しても、七八万四六八一円−七五万八二二六円で、二万六四五五円儲かることになるのです。このように、外貨預金を運用している途中で為替相場が円高に向かい、為替差損を被りそうなときには、外貨を借りるとリスクを回避することができるケースがあります。しかし当然のことですが、予測に反して円安に向かった場合や、円高がそれほど進行せず外貨での借入期間が長くなった場合は、損失が生じたり、受取額が減ってしまう恐れもあるので、慎重に判断しなければなりません。