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ビジネスにふさわしい柄

【水玉】【無地】【小紋柄】【ストライプ】【幾何学柄】【チェック】【動物柄B】あたりが、ビジネスにふさわしい柄といえるでしょう。もちろん、業界や業種によってドレスコードは思ハなりますから、絶対の基準ではありませんが、いまあげたような柄ならどんなシフンでも違和感なく着こなせるはずです。他の柄でも、使い方によってはあなたの個性を強訓するのに役立つでしょうが、あくまで基本の柄を押さえてからと心得ておいてください。特に正式なビジネスシーンでは、【水玉】【小紋柄】【無地】のネクタイがふさわしいでしょう。水玉のような小さく、左右対称のシンメトリーな柄は広いビジネスシーンに対応できます。上品でエレガントなイメージになりますね。また、小紋柄も5mm程度の小さな柄が水玉同様にシンメトリーで連続しているタイプです。落ち着いた信頼感のある雰囲気になります。小さな柄でも規則性のないものや左右が対称でないものは、正式な場面では避けた方がよいでしょう。

スカートに合わせるのは黒のブラウスかニット

ドイツオペラの『トリスクンとイゾルデ』を観に行くことになった。このとき着ればいいな、と考える。スカートに合わせるのは黒のブラウスかニット。短めのジャケットが黒なら、なおいいのだけど、丁度いいのを持ち合わせていない。黒のストッキングに黒いパンプス、オーガンジーのプリントスカーフをポイントに、というのはどうだろうか。バッグもオペラバッグのようなエレガントで小ぶりなものにしたら、いかにもそれなりの所に出かけるという感じで、派手なスカートもスンナリと必要条件を満たされてめでたし。日本ではまだオペラやバレエを観る、といってもそこまで華やかに着飾る習慣が少ない。そこまでとは、海外で見るところのタキシード、イブニング(それに準ずる)姿の人々のこと。

ブランメル流ダンディズムをすでに先取りしていた

「いつも仕立ての良いもの、身体にぴったり合ったものを身につけること。さもなければ、ぎくしゃくした感じになる。またいったんその日の服装を決定し、それを身につけたら、二度と服装のことは考えないことだ。組み合わせがおかしいのではないか、色の調和が悪いのではないか、などと考えていたら動作が硬くなる。いったん身につけたら、二度とそのことは考えずに何も身にまとっていないかのごとく、自然に気持ち良く動くことだ」。このフレーズと似たり寄ったりの物言いを、現代に氾濫する実用重視の着こなし読本で目にしたことがある方も多かろうと思う。この種の実用本では、ダンディの元祖、ボー・ブランメルがこのような教えを垂れ、かつ実践したと教えている場合が多い。たしかに、ブランメルはストイックなまでにこれを実践したことで有名だ。しかし、ブランメルは後代、十九世紀になってから現れるのだから、チェスターフィールド卿はそうしたブランメル流ダンディズムをすでに先取りしていたことになる。